「もしあなたが生まれる年を選べたとしたら、1975年か2025年のどちらを選びますか?」
この調査では、現在わたしたちが何を大事と考えているか、どんなことを懐かしいと思っているか、また世代によってどのように世界を捉えているかなど、興味深い結果が得られました。
楽観的な見方から、過去を深く懐かしむ思いまで、この世界規模の調査は、過去50年間にわたって人々が幸福や進歩、生活の質についてどのように感じてきたかを浮き彫りにします。
1975年 VS 2025年 あなたはどちらがよい時代だと思いますか?
🌍 明確な分断:よりよい時代として選ばれたのは?
「生まれるならどちらの時代がよいか」という問いに対し、30か国において、44%の人が1975年と答え、2025年を選んだのは約4分の1の24%だけでした。明らかに懐古の思いが強く、半数以上の55%が1975年当時の人々の方が幸せだったと答え、現代の方がより幸せだと答えた人はわずか16%でした。たとえ現実とは異なっていたとしても、私たちの共通の想像の中で、過去には何か魅力があるようです。
👶🧓 世代間でのギャップ
年齢によって世界観が実に異なる結果となりました。
Z世代は唯一、現在志向の強い世代で、38%が1975年よりも2025年が良いと答えました。
そして団塊世代(54%)、X世代(55%)では圧倒的に1975年が選ばれました。ミレニアル世代は板挟みのような形で、39%が1975年、28%が2025年を選びました。
上の世代は「古き良き時代」により強いつながりを感じ、下の世代は今あるチャンスや新しい可能性に魅力を感じる傾向が顕著に現れています。
🌱 生活の質:良くなった部分とそうでない部分
今も昔も、どの時代も完璧ではありません。過去と現代を比べて良くなった点について、人々の意見は分かれています。
・環境について、61%の人が1975年の方がよかったと回答しました。
・医療について、52%の人が2025年の方が改善されていると回答しました。
・教育について、40%の人が2025年の方が良くなっていると回答しました。
・生活水準について、38%の人が年を経て良くなっていると回答しました。
つまり、私たちは医療の進歩とテクノロジーの利便性を高く評価する一方、環境への懸念を重く受け止めているということです。私たちの判断は、進歩と懐古が混ざり合って形成されていると考えられます。
🌎 国ごとのとらえ方:対照的な世界
国によっては、より過去を懐かしむ気持ちが強いようです。
1975年の方がよいという考えが最も強いのはニュージーランド (52%) とオーストラリア (51%) です。そして韓国は唯一、1975年(19%)より2025年(44%)を好む人が多い国です。これは、韓国の急速な近代化と生活水準の向上を反映しています。
生活水準のとらえ方については、どこで生まれたかが非常に大事です。韓国では8割の人が昔より生活が良くなったと答え、シンガポールではそれに次ぐ7割の人が同意見です。逆に、インドネシアでは1975年の方が良かったと43%の人が回答しています。
1975年の方が良いという人々は安全性と心身の健康を基盤とし、戦争や紛争の恐怖を感じずに暮らせることや、街中で安全に過ごせること、社会全体の幸せ、そして環境の質の高さといったことをもとに判断しているようです。つまり、現代の様々な進歩に感謝する一方、よりシンプルで、より安全で、より幸せだった世界を懐かしみながら過去を振り返る人が多いということになります。
🕒平均寿命:実際、私たちはどれくらい生きるのでしょうか?
この調査から、平均寿命について人々が誤って認識していることがよくある、ということもわかりました。調査対象のほとんどの国では、現在平均寿命が75歳を超えていますが、多くの人は今の実際の平均寿命を過小評価しています。
タイでは、現在平均寿命は46.8歳と推定されていますが、実際は76.8歳です。韓国はこの件について推定が最も正確です。
このことから、私たちが現在をどう捉えているか、そして過去に対する認識さえも、驚くほど歪んでいることがある、そして現実は思っている以上に素晴らしいものである、ということに改めて気づかされます。
*この記事についての出典先はこちら.
⭐ 過去を振り返り、未来に進む
昔を懐かしむ人も、現代社会を受け入れる人も、その考え方は明らかにそれぞれの経験や文化、そして周りの世界がどのように変わっているかによって形作られています。
昔を懐かしむ人も、現代社会を受け入れる人も、その考え方は明らかにそれぞれの経験や文化、そして周りの世界がどのように変わっているかによって形作られています。多様な視点があるからこそ、物語が出来上がっていくのです。
🗣️ あなたの意見をお聞かせください
あなた自身、昔の生活の方が今より良かったと感じていますか?それとも、これからもっと良い時代が来ると思っていますか?
このような調査は、身近な世界について率直な意見を語ってくれる本当の人々がいることでよりリアルなものになります。
このような話題についてコメントし、意義のある対話を作っていくことに貢献したい方は、ぜひIpsos iSayにご参加ください。あなたの声が、次のグローバルな洞察を生み出すきっかけになるかもしれません。

