毎年、メンタルヘルスデーには、これまでを振り返り、話し合い、そして助け合うことについて考えます。しかし、世界が変化していくように、心の健康にに対する私たちの考え方もまた変わっていきます。
最新のIpsos 健康サービスレポート 2025によると、私たちはこれまでになく公にメンタルヘルスについて話していますが、接近性や費用、ストレスといった問題は日常生活の中に深く根付いています。
🌍全世界の優先事項 - メンタルヘルスが会話の中心になる
アンケート調査の対象となった34か国で、メンタルヘルスは、がんに続き、心臓病を上回る形で、健康に関する問題トップ3になりました。
2018年以後から急激に上昇しており、オーストラリアでは、62%の応答者がメンタルヘルスを最大の健康問題として挙げています。また、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、日本、韓国でも主要な健康問題として位置付けられています。
この変化は、メンタルヘルスが世界的に重要になったことを示唆しています。多くの人が、メンタルヘルスは身体の健康と同様に重要だと認識していますが、医療システムがこの変化に完全に対応していると感じている人は少数でした。
📊主に若い世代で目立つストレスの上昇
Ipsosのデータによると、ストレスと不安はますます一般的になっており、特に若い世代がそれを強く感じています。
- Z世代の73%が、日常生活に影響を与えるほどのストレスを感じたと答えています。
35歳未満の71%の人が、昨年、ストレスに耐えることができなかったと答えています。
最近のIpsosの教育に関する調査では、3人に1人が、若者の最大の課題としてメンタルヘルスを挙げており、これは教育での一般的な懸念事項である、いじめを上回っています。
💡関心は高くなっていますが、接近性にはまだ課題が残っています。
メンタルヘルスについての話し合いはこれまでになく公に行われてになっていますが、メンタルヘルスサービスへの接近性は依然として大きな問題です。
- インドネシアでは、61%の回答者がメンタルヘルスの専門家のサポートへの費用が原因でサービスを利用できないと答えています。
- マレーシアでは、回答者の半数(52%)が治療を受けるための待ち時間が長い答えていますが、それでも75%は医療サービスの質を良好と評価しています(2018年から+3ポイント)。
これらの結果から、メンタルヘルスに関する意識は改善されているが、費用とサービスに関する課題は依然として残っていることを確認できます。
🤝 沈黙から理解へー人々を中心とした変化
2025年のIpsosのデータは、沈黙から理解への転換という、人間らしい変化をも示しています。
全世界で半数以上の(52%)回答者が、友人や家族とメンタルヘルスについて話しやすいと感じており、これは2年前(46%)より増加した数値です。
小さな変化に見えるかもしれませんが、否定的な認識はゆっくりと解消され、そのスキマを共感と理解心が埋めつつあります。職場、学校、地域社会が安全に話しやすい場所を提供すると、支援を受けたと感じている人は、「精神的に健康だ」と回答する可能性が2倍になります。
🌱 これから先の展望:意識を超えて
Ipsos 健康サービスレポート 2025は、メンタルヘルスがもはや単なる会話の話題ではなく、社会全体の優先事項であることを明確に示しています。
2025年の世界メンタルヘルスデーを迎えるにあたって覚えるべきことは、心の健康は、一人で耐えるものではなく、つながり、共感であることです。
話し合い、支え合い、お互いの話を聞くことで、否定的な認識を減らすだけでなく、より健康で、理解のある世界を築くことができます。
💬より多いイプソスのグロバールウェルビングに関するインサイトはこちら
出典:2024年7月26日から8月9日にかけて、31か国の成人23,667人を対象に実施したイプソス調査
